2014年 04月 13日
アイゼナッハのヴァルトブルグ城 1
ワイマールへ向かう途中でアイゼナッハのヴァルトブルグ城に寄りました。ワイマールから85km程離れた所にあるアイゼナッハは音楽家バッハの生誕地としても知られており、その郊外の深い森林に囲まれた山上に威風堂々と聳え立つヴァルトブルグ城はほぼ千年に及ぶ歴史があります。この城はユネスコの世界遺産に登録されているそうです。
ヴァルトブルグ城と言えば、聖女エリーザベトが嫁いで来た城であり、この城の広間で吟遊詩人による伝説の歌合戦が繰り広げられ、宗教改革を起こしたマルティン⋅ルターがこの城の城主に匿われて偽名を名乗り新約聖書を訳すという偉業を果たした部屋があり、音楽家のワーグナーが歌合戦の伝説をタンホイザーのオペラの題材にしたことでも知られていて、文豪ゲーテが何度も訪れていてワイマール公国の宰相になってからは城の修復を命じて保護させたということで、宗教的にも文化的にもドイツの歴史の重要な舞台となった城なのですよね。
城の500m程下に駐車場があって、そこからは坂道や階段を上って行きます。出発した日は曇っていて、おまけに霞が薄らとかかっていたのですが、古城を訪れるにはこんな風にどんよりしてた方がかえってムードがあっていいかも(笑)
城の建っている山上から眺めた景色。
幾重にも連なった森林の濃淡、まるで巨大な墨絵を見ているような情趣で、いつまでもうっとりと眺めていました。
目の前の緑地にはかわいい春の野の花。
城門
どっしりとした城の門を潜ると迎えてくれたのは思いがけなく白い鳩。何という種類の鳩なのだろうか。羽の形が一風変わっていました。
城のロマネスク様式の窓。
朝遅く出発したので到着したのが午後2時頃。城内を見学する前に下の写真右側に写っているレストランでまずは腹拵え。こういう観光名所地で食事するのはあまり期待してなかったのですが、なかなかおいしかったですよ。二人ともソーセージ入りの豆のスープを注文していたのですが、他のテーブルに板にのせて運ばれて来るピッツァをぱりっと薄く焼いたような料理が見るからに美味しそうで思わず追加注文し二人で半分づつ食べました。とっても美味しかったです。ドイツではフラムクーヘンと呼ばれていますが、アルザスの郷土料理タルト⋅フランベなのだそうです。私はこの料理を初めて見かけたのですが、ワイマールやアイゼナッハのあるチューリンゲン州ではフラムクーヘンが流行っているのか、どこに行っても見かけました。
食事の後で城内見学のチケットを近くの土産物屋に買いに行くと、10分後にガイドが始まるということで、ガイド無しで見ようと思っていたけれど、ガイド付きで見ることにしました。というか他の選択はできなかったようです。ガイドに促されて城内に入った後、ガイドは入り口を鍵で閉め、そして一つ一つの部屋の鍵を開け、また閉めながら案内して行きましたから。個人では見学できないのかも。レストランの横の広場が城内ガイドの集合場所になってました。集合した人達は10数人で混雑することもなくゆっくり見れました。
ガイドはかなり長くかかり、出て来た時は辺りが少し暗くなっていたような。後で見張り塔に上ろうかなと思っていたけれど、上らずにワイマールに向かいました。
レストランの傍の庭にこんな風な魅力的な一角がありました。もっと葉が茂った季節に樹冠の下に座ったら気持良さそう。ここに座って周りの景色を見渡すと、一層楽しめそうですね。
城の建物の外側の隅に騎士の風呂というのがありました。19世紀に修復されたものですけど、元は城に入る前に浄める目的で使用していたのでしょうか。
ヴァルトブルグ城と言えば、聖女エリーザベトが嫁いで来た城であり、この城の広間で吟遊詩人による伝説の歌合戦が繰り広げられ、宗教改革を起こしたマルティン⋅ルターがこの城の城主に匿われて偽名を名乗り新約聖書を訳すという偉業を果たした部屋があり、音楽家のワーグナーが歌合戦の伝説をタンホイザーのオペラの題材にしたことでも知られていて、文豪ゲーテが何度も訪れていてワイマール公国の宰相になってからは城の修復を命じて保護させたということで、宗教的にも文化的にもドイツの歴史の重要な舞台となった城なのですよね。
城の500m程下に駐車場があって、そこからは坂道や階段を上って行きます。出発した日は曇っていて、おまけに霞が薄らとかかっていたのですが、古城を訪れるにはこんな風にどんよりしてた方がかえってムードがあっていいかも(笑)
城の建っている山上から眺めた景色。
幾重にも連なった森林の濃淡、まるで巨大な墨絵を見ているような情趣で、いつまでもうっとりと眺めていました。
目の前の緑地にはかわいい春の野の花。
城門
どっしりとした城の門を潜ると迎えてくれたのは思いがけなく白い鳩。何という種類の鳩なのだろうか。羽の形が一風変わっていました。
城のロマネスク様式の窓。
朝遅く出発したので到着したのが午後2時頃。城内を見学する前に下の写真右側に写っているレストランでまずは腹拵え。こういう観光名所地で食事するのはあまり期待してなかったのですが、なかなかおいしかったですよ。二人ともソーセージ入りの豆のスープを注文していたのですが、他のテーブルに板にのせて運ばれて来るピッツァをぱりっと薄く焼いたような料理が見るからに美味しそうで思わず追加注文し二人で半分づつ食べました。とっても美味しかったです。ドイツではフラムクーヘンと呼ばれていますが、アルザスの郷土料理タルト⋅フランベなのだそうです。私はこの料理を初めて見かけたのですが、ワイマールやアイゼナッハのあるチューリンゲン州ではフラムクーヘンが流行っているのか、どこに行っても見かけました。
食事の後で城内見学のチケットを近くの土産物屋に買いに行くと、10分後にガイドが始まるということで、ガイド無しで見ようと思っていたけれど、ガイド付きで見ることにしました。というか他の選択はできなかったようです。ガイドに促されて城内に入った後、ガイドは入り口を鍵で閉め、そして一つ一つの部屋の鍵を開け、また閉めながら案内して行きましたから。個人では見学できないのかも。レストランの横の広場が城内ガイドの集合場所になってました。集合した人達は10数人で混雑することもなくゆっくり見れました。
ガイドはかなり長くかかり、出て来た時は辺りが少し暗くなっていたような。後で見張り塔に上ろうかなと思っていたけれど、上らずにワイマールに向かいました。
レストランの傍の庭にこんな風な魅力的な一角がありました。もっと葉が茂った季節に樹冠の下に座ったら気持良さそう。ここに座って周りの景色を見渡すと、一層楽しめそうですね。
城の建物の外側の隅に騎士の風呂というのがありました。19世紀に修復されたものですけど、元は城に入る前に浄める目的で使用していたのでしょうか。
by honeyfire
| 2014-04-13 22:21
| ちょっとお出かけ