2011年 06月 24日
マヨルカ島の旅 15
この修道院のある場所は元々13世紀から隠者の暮らす場所だったそうで、当時は隠者は岩に掘られた洞窟に住んでいたそうです。ここの修道院は詩人、哲学者、神秘学者でもあった修道士ライムンドゥス・ルルスと深い縁があって、彼が1263年に隠者となってここの洞窟に籠り、後になって宗教的な活動を行っていました。彼は裕福な騎士の家庭で生まれ育ち、マヨルカ島の王の執事にもなって、何不自由のない自由奔放な暮らしに耽っていたプレイボーイだったらしいですが、30代前半の時にある神秘体験をきっかけにして回心し、世俗の暮らしを捨てて修道士となった人だそうです。
山頂で迎えてくれる修道院の門をくぐると、こういう広場があります。
山頂で迎えてくれる修道院の門をくぐると、こういう広場があります。
by honeyfire
| 2011-06-24 00:42
| 旅(国外)