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ウィーン紀行 25

ウィーンの数ある宮殿の中で気に入っているのはベルヴェデーレ宮殿。

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ベルヴェデーレ宮殿の庭園への門が誘う。庭園からの気品のある宮殿の眺めが素晴らしいです。

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ベルヴェデーレ宮殿は18世紀の初頭にハプスブルク家に仕えたオイゲン公が夏の離宮として建てさせたものだそうです。オイゲン公の死後はハプスブルク家の女帝マリア・テレジアに売却されたそうですが、現在は美術館になっています。19世紀末から20世紀の初頭にかけて展開したユーゲント・シュティール(青春様式という意味ですが、ドイツやオーストリア等を中心として展開したアールヌーボー様式)のオーストリアの画家の作品を中心とし、中世・バロックから21世紀までの作品が数多く展示されています。特に知られるのはグスタフ・クリムトの豊富な作品コレクションです。

ここに展示されてあるクリムトの代表作の一つ『接吻 』(左の絵)が有名で、この絵を観に遥々日本からやってきたという日本女性に出会ったこともあります。私は展示されていたクリムトの作品中、目立たない壁にかけられていた 『暖炉の傍の婦人』(下の絵)というタイトルのクリムトとしては地味な小さな作品が殊の外気に入り、この絵の前に佇んで飽かずに眺めていました。暖炉の温もりが仄かに伝わってくるようでした。
90年代に初めてウィーンにやって来た時にもベルヴェデーレ宮殿を訪れましたが、丁度モネ展をやっていました。 展示場の美しさもさることながら、モネの初期の作品がたくさん見られ、うっとりとするような展覧会でした。これまで見た美術展の中で一番印象的でしたね。

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by honeyfire | 2011-11-22 16:53 | 旅(国外)