2014年 05月 01日
ワイマール 12
イルム川沿いの庭園にはゲーテのガーデンハウスが建っています。26歳の時にワイマールにやってきたゲーテはワイマール公国のアウグスト公に慕われ短い滞在の積もりが永住することになるのですが、この家はゲーテを住まわせる為にアウグスト公から贈られたものだったそうです。元は16世紀に造られた葡萄栽培家の家だったようです。ゲーテはフラウエンプラーンの邸に移る前はここで暮らしていて、自然に囲まれたこの家に愛着を持っていて引っ越した後にも別荘としてよく利用していました。特にかねてからの憧れの地イタリア旅行から戻った後は芸術に対する思いを新たにし、宮廷の人達との間に距離を感じ、政治家でもあったゲーテはしばらく公務を離れ、そしてそれまでの社交生活から身を引いてこの家で過ごしていることが多かったとか。庭園を散策しては思索を巡らせていたゲーテの姿が目に浮かぶようです。この家で数々の作品も執筆しています。
フラウエンプラーンの邸とは違って簡素ですが、こじんまりと寛げる空間です。
立って書くのが好きだったゲーテ、この家にも立ち机が置かれてあります。鞍馬のような珍しい椅子はゲーテのお気に入りだったらしく、旅にも持参していたとか。
このユニークな形をしているのはストーブ。
家の裏には庭があります。
ガーデンハウスの裏は小高くなっているのですが、そこで何だか惹き付けられる白い花の咲く木を見かけました。ゲーテもこの木を見上げていたのでしょうか。
木に背中をもたれさせてそこから見える景色を一望してみました。木の感触は優しく温かく親しみを感じてしまう、いつまでもくっついていたくなるような特別な存在感。。
フラウエンプラーンの邸とは違って簡素ですが、こじんまりと寛げる空間です。
立って書くのが好きだったゲーテ、この家にも立ち机が置かれてあります。鞍馬のような珍しい椅子はゲーテのお気に入りだったらしく、旅にも持参していたとか。
このユニークな形をしているのはストーブ。
家の裏には庭があります。
ガーデンハウスの裏は小高くなっているのですが、そこで何だか惹き付けられる白い花の咲く木を見かけました。ゲーテもこの木を見上げていたのでしょうか。
木に背中をもたれさせてそこから見える景色を一望してみました。木の感触は優しく温かく親しみを感じてしまう、いつまでもくっついていたくなるような特別な存在感。。
by honeyfire
| 2014-05-01 16:12
| ちょっとお出かけ